音の濁りも、音漏れも解消する
エンクロージュア一体型

一般的なドアスピーカーはユニットの背面が開放され、ユニット前面とほぼ同じ大きさの音がドアパネルの裏側にも放出されています。この方式はドア内部をエンクロージュア（キャビネット）として有効利用でき、構造も簡単なことから、ほとんどの純正ドアスピーカーが採用しています。ただ、自動車のドアはもともとスピーカー用のエンクロージュアとして設計されているわけではないため、ボディパネルや内装材が共振して「濁り」や「こもり」が生じやすく、また聴いている音楽が車外へはっきり聴き取れるほど漏れてしまうなど、音質や快適さの面では問題点も少なくありません。さらに、走行中にドア内部で生じる気圧変化はスピーカーの正常な駆動を妨げ、高速走行時に音量を上げても音楽が耳に届きにくい原因となっていました。SonicPLUSのドアスピーカーは、こうした純正スピーカーが抱える諸問題をまとめて解決する独創のエンクロージュア一体型。アルミダイキャスト製フロントバッフルと特殊樹脂製バックチャンバーを強固に結合した高剛性・低共振の高精度アルミハイブリッドエンクロージュアと小型高性能ワイドレンジドライバーとのコンビネーションが、ドア内への音の放出や高速走行時の気圧変化などの影響をシャットアウトし、不快な共振やこもり音を抑えたクリアなサウンドを実現しました。SonicPLUSはフロントスピーカーのみでもお使いになれますが、リアスピーカーも交換することでさらにクリアな高音質が期待でき、車外への音漏れもいっそう低減。信号待ちや静かな住宅街などで気になる車外への音漏れも抑え、音楽を安心してお楽しみいただけます。

※SonicPLUSと純正スピーカー(リアスピーカーなど)と併用する
場合、純正スピーカーからの音漏れは低減できませんので、フロント/リアスピーカーを同時に交換するようお薦めします。またSonicPLUSは車外への音漏れを完全に防ぐ製品ではありません。安全のため適切な音量でお楽しみください。

｢点音源化｣と徹底した不要共振の抑制。
シングルウェイシングルドライブの
フルレンジモジュールの採用。

新開発アルミハイブリッド エンクロージュアに新型77mm⼝径ワイドレンジドライバーを搭載し、可聴帯域の⼤半をカバーする 33〜 20,000Hzの再⽣周波数レンジをクロスオーバーネットワークなしのシングルウェイ、シングルドライブのフルレンジモジュールを採用。
これらフルレンジモジュールによる｢点音源化｣や、取付周辺部の不要共振までも抑え込む｢ダンプドブラケット｣｢ACエレメント*｣が、装着位置が低く適切な⾳場感が得にくいとされるドアマウントスピーカーでありながら、⾃然な⾳場感の再現 を可能にしました。

＊トップグレード、ハイグレードのみ(それぞれ専用形状)

桁外れの独自技術が
サイズを超えた驚きのサウンドを実現

SonicPLUSには、一般的な16cm口径スピーカーと比べて直径で1/2、振動板面積で1/4にも満たないマイクロサイズの77mm小型高性能ドライバーを投入。純正スピーカーの装着スペースにエンクロージュアとスピーカーユニットを一体化し収めています。搭載されるワイドレンジドライバーには、駆動系の動作精度を向上させてボイスコイルギャップを限界まで狭めたナローギャップ・モーターシステムをはじめ、厳選された高能力ネオジウムマグネットによる強力な磁気回路や高剛性アルミモノブロックフレーム、A.P.S.E.(エアプレッシャー・スムージングエッジ)、理想の音響特性を追求した振動板素材など、ソニックデザイン独自のマイクロスピーカー・テクノロジーを結集。小口径スピーカーならではの切れ味とレスポンス、大口径スピーカーに匹敵するエネルギー感と再生能力を妥協なく両立しています。

｢エンクロージュア｣と
｢ワイドレンジドライバー｣の
シナジーがもたらす｢量より質｣の低音再生

これまでの一般的なカースピーカーでは再現が難しかった正確で切れ味の良い低音再生を実現するため、SonicPLUSではエンクロージュア方式のメリットを最大限に引き出すバフレフポート方式をさらに深化させた独創の｢Gチューナー｣を採用。超低域再生化やワイドレンジドライバーの制御などバフレフポート部の最適化により、可聴帯域ほとんど(33Hz~20000Hz)の高音質再生を１つのモジュールで実現しました。あわせてクロスオーバーなどのフィルター等が不要になることで音声信号経路の究極的なダイレクト化が可能。SonicPLUSが目指したのは、大音量でなくても音楽の満足感が得られる緻密でバランスの取れた音づくり。｢量より質｣にこだわった自然な低音をお楽しみください。

*SonicPLUSのエンクロージュアにはバスレフ構造を採用しています。低音域が強調・加工された音楽ソースを大音量で再生したり、トーンコントロールなどを使って低音域を強調させますと、フレアポート付近から風切り音(ポートノイズ)が発生する場合がありますが、これはバスレフ構造の特性および設計ポリシーによるもので故障ではありません。製品本来の音の魅力を最大限に発揮させていただくため、トーンコントロールや音量ツマミなどをポートノイズなどが発生しない範囲に調節してお聴きください。