イベントフォトレポート

ソニックデザイン リスニングキャンプ4 イベントフォトレポート

初夏の陽気が清々しい5月24日(日)、通算5回目(ミニを含めると6回目)にして今年初となる、ソニックデザインが主催するユーザー向けのミーティングイベント「ソニックデザイン リスニングキャンプ5」が開催された。このイベントは、お客さんと全国各地の販売店、メーカー(ソニックデザイン)の相互を、イベント実体験を通して結びつけようと発足したもの。決して堅苦しいものではなく、ゆるやかな運営を持って「垣根を設けず、敷居の高さを感じることなく、みんなでカーオーディオを楽しみたい」という純粋な気持ちから始まっている。今回は待ち望んだ関西地方での開催とあって、楽しみにしていた人も少なくなかったようだ。

六甲山の自然の中で“いい音”を満喫

記念すべき関西エリアでの初開催となった場所は、兵庫県神戸市北区にある「神戸フルーツ・フラワーパーク」駐車場特設会場。山陽自動車道神戸北ICを降りて間もない場所にある自然に囲まれた同施設は、四季折々の美しい花々がまず目に飛び込む。ホテルや遊園地などの施設も充実していて、近くには西日本最大の店舗面積にして約210もの店舗が入る神戸三田プレミアム・アウトレットもある。実走行による現地調査を重ねて選ばれたという開催地だけに、周りには六甲山有料道路などドライブを満喫できるルートもたくさん用意されている。何よりも、六甲山の山間から見下ろす神戸の街並みは実に美しい。遠方から訪れた人はもちろん大阪近郷からの来場者も、改めて神戸の魅力を再確認したようだ。
こうした好立地も手伝って、当日は150台近くの車両が集まった。関西のユーザーが多数を占めつつも、関東や北陸、東北地方からはるばる駆けつけてくれた人もいる。仲間たちやあるいはご家族で、新緑に囲まれた六甲山界隈を味わい尽くしたいと泊まりがけでやってきた人も多かった。道中の移動を含めてソニックデザインのいい音と共に過ごした週末はとても有意義なものだったと、誰もが笑顔で話してくれた。


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過去最大級の来場者で盛り上がった

このイベントは、ユーザー、販売店、そしてメーカーによる、相互のコミュニケーションが醍醐味だろう。実際、普段はなかなか体感できないクルマの試聴や、あるいは遠方の方々との情報交換を、誰もが積極的に楽しんでいた。会場にはソニックデザインやその各認定販売店のデモカーが並んでいたが、今回は過去最大級の来場者数ということも手伝って、デモカーには常に列をなすほどの多くの人が試聴に訪れていた。カーオーディオ趣味人なら一度は聴いておきたい最高峰モデルから、ソニックプラスなど初心者が気兼ねなく手を出せるエントリーモデルまでバラエティに富んでいたのもいい。欧州製高級サルーンから、国産ミニバン、軽自動車まで車種を取っても実に多種多様で、カーオーディオ趣味の奥深さを再確認させられた。
また目玉企画のひとつである「ソニックアンバサダーによる愛車試聴会」も盛況だった。今回は午前午後に分かれて6台ずつの計12台。様々なクルマが自らのサウンドをアピールした。さらに当日は希望者を対象に、オーディオ評論家の黛 健司氏によるサウンドクリニックが実施された。愛車の音と自分の好きな音楽を理解したうえで、よりよい音を得るためのアドバイスや、カーオーディオに関する質問や相談などに直接答えてくれる。各参加者たちは、それぞれ貴重な体験となったはずだ。当事者のみならず、他の来場者も彼らのオーディオを率先して聴いたりして、お互いがいい刺激になったようである。
もちろん、こうした催しに参加せずフラリと立ち寄るだけでも、思いっきり楽しめてしまうのがソニックデザイン リスニングキャンプである。リピーターは普段会えないオーディオ仲間との談笑を楽しみ、初めて来た人に対しても、敷居の高さを感じさせることなく受け入れてくれる。勝敗を決める類のイベントではないことも手伝い「カーオーディオ」というツールを通したコミュニケーション空間は、ソニックデザインの快音と同様にとても心地よいものだった。関西での開催を、出来れば恒例行事にして欲しいと願う人が後を絶たなかったのが、なによりも成功の証だったように思えた。
〈モータージャーナリスト 中三川大地〉

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「最初は加工ナシで付けられるものを探していて、ソニックデザインを知ったんです。だから初めはソニックプラスSP-F30Fだけ。でも次第にもっと求めるようになって、プロセッサーを組んでサブウーファー(SD-77F×4)を追加して止まらなくなっています」と笑顔を見せるのは、F30型BMW320i Mスポーツに乗るKさん。もともとクルマが大好きで、子供が大きくなったのを機に再び走りを楽しみたいと、ボルボから乗り換えた。今どき珍しい3ペダルのMTなのがコダワリだ。ただし最近は、純粋に走る楽しさに加え、その楽しさを助長してくれるカーオーディオ趣味もまた加速する。「普通の会社員だから、クルマに乗るのは休日だけ。昔は用事がなければ乗らなかったけれど、今じゃむしろクルマに乗るために用事を作ります。いい音があれば渋滞も苦にならないし、渋滞が分かっていても遠出したくなりました。カーオーディオに出会ってさらにクルマが好きになりました」と言う。ソニックデザインが彼と愛車との親密度に、さらに深みを与えたようだ。

つい先日、Oさんご夫婦は真新しいレクサスIS 300hを手に入れた。平日は通勤などお仕事中心に、たまの休日はゴルフや家族サービスにと、年間で5万kmも走るというOさんにとって、クルマは大切な相棒であり趣味のツールでもある。常に足まわりやエアロパーツなどカスタマイズには凝ってきたが、メーカーオプション以外のオーディオを搭載するのは実は今回が初めて。このISには現在、スピーカーをN70F、トゥイーターをSD-T25として、B80Rのサブウーファーを組み合わせる仕上げとなっている。「とても変わりました。どこから音が鳴っているのか分からなくて、まるで自分のためだけに前方にあるステージで演奏して頂いているような感覚。音漏れもしないし、皆さんぜひ付けるべきですよ」と答えてくれたのは、実は奥さんのほう。「まぁいくらかかったのか私は知らないですけど…」と笑いながら付け足す。Oさん自身もこの音には大満足。「演歌からクラシックまで。“いい音のおかげでいい音楽を聴こう”というふうに意識が変わってきた」と話していた。

「人生で一度はオープンのスポーツカーに乗ってみたかった」と約5年前に清水ジャンプの思いで手に入れたメルセデス・ベンツSLK350を前に話す。カーオーディオ趣味は昔から。このSLKには以前乗っていたBMW MINIから流用したデジコア808iをトランク下に設置。スピーカーはN55R、N70Rを新たに選択、サブウーファーにSW-77Rを組み合わせた。「クルマ自体、屋根開きのせいで遮音性は低いし、タイヤが近くにあるからロードノイズも大きい。だから最初はそこまで音を求めていなかった。だけど結果的には上手いことまとまったと思う。Rクラスの性能を最大限に引き出せたかな」と満足そうだ。以前は女性ボーカルを聴く機会が多かったので、中高音域を引き出す調整をしていたが、最近は男性ボーカルも視野に入れて設定を変えたという。「最高峰のシステムではないけれど、上があるっていうのが大事かと思う。“伸びしろ”があると思うだけでワクワクするんです」と聞くと、Kさんのカーオーディオ趣味は一生終わりを迎えることはなさそうだ。

もともとE90型の3シリーズに乗っていたが、さらに濃いBMWの世界と走りを求めて先祖返り。今ではE46型M3で走りを楽しむWさんである。オーディオ環境の構築という意味では不利になったものの「オーディオのためにクルマ選びに妥協するより、まずは後悔のないよう好きなクルマを選ぶべき」という主治医クレアーレの助言が手伝ってM3の購入に踏み切った。現在、デジコア808iを装着しフロントにD52N、トランクスルーにサブウーファーSW77N×2本というシステムで鳴らしている。遮音性が高くないクルマゆえ、吸音などを入念に行った。「ソニックデザインのコンパクト設計じゃなければ、M3でオーディオに凝ろうなんて考えもしなかった。M3のスポーツ性能といい音を、上手く両立できたかと思っています」とWさんはとても満足そうだ。仕事の関係で現在はめっきりドライブする機会が減ってしまったというが、それでもたまの休日は、シルキーシックス(BMW製直列6気筒エンジン)の感触と、気持ちいいオーディオサウンドとのコラボレーションを楽しんでいる。

「20代の頃、TE71っていうレビンで過ごした。当時、ちょうどカーオーディオが出てきた頃だったから、その頃の気持ちを思い出したんだ」と当時を振り返るTさんの、現在の愛車はトヨタ86だ。それも随所にカスタマイズが施されるほか、オーナーズクラブを牽引するほど86には思い入れを持って接している。オーディオシステムは、86専用ソニックプラスの限定モデルであるSP-86Lに加え、最近SW-77Fのサブウーファーも追加した。これで若かりし日のTE71と同じく「クルマで好きな音楽を聴く」ことを楽しんでいるようだ。「今、僕は55歳。約30年間の時間を経て、まるで子供のような気持ちでクルマとオーディオを楽しんでいます。86って走りはもちろん楽しいけれど、オーディオもけっこうイケるんですよ。排気音を含めた音空間に注力したとトヨタのエンジニアも言っていました」と話す。ソニックプラスに加えてサブウーファーを追加したことで、より迫力と深みが増したそうだ。この日も娘さんと一緒に北陸からのロングドライブを楽しんでいた。

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[デモカー出展認定販売店]

ソニックデザインユーザーの多いW204型Cクラスのお手本であり、ともすればユーザーの目標になるようなデモカーが、ユーズダイナー四倉店の提案するこのC200ステーションワゴン。COMMANDシステムなど純正システムを利用しつつ、SD-T25とUNIT-N70Fでフロントステージを構築。さらにリアドア純正位置にエンクロージュアが組まれSD-130Fがインストールされる。聴き疲れしない自然な高音質を目指した、というその塩梅はお見事。剛性が高く静粛性に優れるというCクラスのステーションワゴンを活かしきった好例だ。

ソニックプラスセンター新潟としてエントリーユーザーから絶大な支持を得る同社は、母体となるステップアップレーシングの技術が手伝ってヘビーカスタムも得意とする。今回はファミリー層に支持を得るトヨタ・ウィッシュを提案。ヘッドユニットやアンプなど彼らの技術が思う存分投入されていたが、肝心要のスピーカーはプレミアムラインのN52N、SD-130N、そしてサブウーファーにSD-N77Nが8本も投入された。目の前にステージが拡がるような跳動感のある音作りをもって最高峰のファミリーカーに仕上がっていた。

ソニックプラスの性能を引き出しきる。単純明快なそのコンセプトのもと生まれたのがこのプリウスだ。ソニックプラスSP-P30MにSW-77Fのサブウーファーを追加し、他社製のハイレゾDSP内蔵6chパワーアンプで駆動する。インターフェイスは純正ナビのほかiPadなどモバイル機器でも可能。ソニックプラスのスピーカーをちゃんと鳴らして、そしてまとめるセッティングこそキモだと言う。モールを塗装してクロスオーバー風に仕立てた個性派プリウスは、サウンドも他とはひと味違う個性が宿る。費用対効果も抜群の仕様である。

オートブラストから提案されたこのBクラスは、ソニックプラスの性能をプロセッサーアンプでバランス良く再生して手軽に高音質に仕上げること。具体的にはフロントスピーカーにAクラス/Bクラス専用モデルであるSP-245Mを採用。そこに他社製のサブウーファーを組み合わせている。Bクラスというクルマの性格も鑑みて、利便性を損なわずコストパフォーマンスに優れた格好で具現した高音質は、参考になるべき部分が多々潜んでいる。ソニックプラスの性能を引き出す技術に長けた、いかにもオートブラストらしい1台である。

登場間もない話題の軽自動車アルトワークスを早くも仕上げて持ってきたのはサウンドワークスだ。限られた車室空間と電力の中でも最大限のオーディオ空間を構築しようと、ソニックデザインのTBM-1877Ai、KIT-1877Ei×2本が選ばれた。サブウーファー4発という、そのしっかりとした低音に負けないようなバランスの良い中高音を奏でる部分こそサウンドワークスのセッティング術。ハイレゾ音源に対応したケンウッドのナビで気軽に高音質を楽しむことができる。まさに軽自動車の立ち位置そのままの手軽さが魅力の仕様である。

メルセデスを始めドイツ車を得意とするクレアーレならではの1台と言うべきCLA180である。ユーザーニーズを的確に捉え、常にベストアンサーを提供しているが、このCLA180はその教科書となるような存在。デジコア808iをインストールしてフロントスピーカーをD52Nで、サブウーファーをB80Nで鳴らす。これだけの仕様なのにクレアーレの巧みなセッティング術が相まって、拡がり感や奥行き感のある再生能力を持っている。最近では、より敷居が低くリーズナブルなソニックプラス製品の取り扱いにも力を注いでいるという。

創業70年以上の老舗ショップであり、カーオーディオのみならずクルマの事ならなんでも相談できる荒井タイヤ商会からは、今回Cクラスのステーションワゴン(S204型)がお目見えした。同社のレンタカーとして活躍する個体に組み込まれたのはソニックプラスSP-W204Mに他社製のウーファーなど。ハイレゾ音源の優位性を活かしリーズナブルな価格でどこまでデジコアに近づけるか、という部分をテーマに取り組んだという。サブウーファーの存在を感じさせず、聴いていて疲れない一体感のある音を奏でるのが特徴だ。

「何も足さない。何も引かない」という某CMに習ったコンセプトをオーディオで再現したのがサウンドクリエイト金沢の提案するメルセデス・ベンツCLA180だ。スペースが限られ非力な面もあるCLA180にとって、マルチウェイなどの物量投資に頼ることなくシンプルなシステム構成で上質な音を再現することが重要。そこでデジコア808iを核に据え、フロントにD52N、サブウーファーにB80N×2本という仕様へ。冒頭のコンセプトを実現させようと、上下左右の再現性が良くなるように注力しながらセッティングをおこなった。

ソニックプラス史上、最高音質とも言われるアクア専用ミテッドモデルに注目したベイシスは、アクアで最上級のソニックプラス空間を構築した。ヘッドユニットはメーカーオプションのサイバーナビそのままに、フロントスピーカーにSP-AQUA Lを、サブウーファーにSW-77Fを組み合わせた。ソニックプラスらしい簡単な取り付けと、ノーマルと違わない操作系を維持しつつも、ポップスからオーケストラまで楽しめるようにした調律術にベイシスの技術力が宿る。見た目が変わらず家族にナイショで取り付けられる点もメリットか!?

カーオーディオファンなら誰もが憧れるような究極の1台。サウンド21の提案するW212型Eクラスは、まさにそんな存在だ。クルマ自体が剛性と静粛性に優れ、さらに全てのスピーカーが一体鋳造のソノキャストアームスに収まる。羨望のPREFIX212Fに、サブウーファーはB80N×2本という具合で、駆動はもちろんデジコア808i。すべてにわたりソニックデザインの最高峰技術が搭載される。もちろん、それらを破綻無くまとめるセッティング術こそサウンド21の特筆点。豊満でエネルギー感溢れるハイスピード&ワイドレンジの音を奏でる。

即日取り付けサービスに特化したクイックピット専業店としてソニックプラスの普及に勤しむソニックプラスセンター大阪は、その利便性とはうらはらに奏でる音は本格派。母体となる老舗プロショップ、サウンド21の技術が存分に投入されているからだ。今回はBMW3シリーズ・ツーリング(F31型)を出展。ソニックプラスSP-F30Fと、F30用サブウーファーシステムと銘打ったSD-N70F×4本を搭載していた。純正オーディオを使いながらも、全てのスピーカーがSD-N70Fで揃い、つながりとバランスの良い音を実現している。

岡山から初出展したのはオリジナルランデュース。走り系チューニングを得意としつつ、カーオーディオにも造詣が深い。今回はVWゴルフ・トゥーランを出展。動的性能にこだわるランデュースゆえ、その音質もさることながら、クルマの動力性能を犠牲にしない軽量性能と省電力に注力する。今回はデジコア808iを基本に据えて、フロントにN55NおよびN70Nを、サブウーファーとしてSD-130Nを組み合わせた。前方に拡がるステージ感は迫力満点だ。エンジンの吸排気音との共存も図られているなど機能系チューナーの腕が光る。

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[ソニックデザイン・リスニングキャンプに参加して]

希に見る雰囲気のよさ!これぞ大人のためのカーオーディオイベント - オーディオ評論家 黛  健司

ソニックデザイン・リスニングキャンプも第5回目を迎え、初めて関西地区で開催されることになった。私が担当する「サウンドクリニック」も、従来とは異なるユーザー/オーディオカーのエントリーがあるだろうと期待して、会場の神戸フルーツフラワーパークへと向かった。
サウンドクリニックはその名のとおり、私がユーザーのカーオーディオを聴いて、サウンドになにか問題を抱えていないかを診断し、問題がある場合はその解決法についてアドバイスするというもの。点数を付けて順位を競うコンテストとはまったく異なるものだし、お買い物相談でもないから、「次はどこをグレードアップすべきか」とか「サブウーファーはなにがいいか?」というような質問を受け付けているわけではない。言ってみれば、カーオーディオの「健康診断」であり、エンスージアストのオーナーとの「オーディオ談義」の場が「サウンドクリニック」なのだ。最初は「音の専門家に自分のクルマを聴いてもらうのは初めてなんです」と不安顔なオーナーでも、クリニックが終わると晴れやかな笑顔を見せてくれる。そんな楽しい、役に立つクリニックを心がけている。
ただし、サウンドに問題が潜んでいる場合は遠慮なく指摘する。カーオーディオは、インストールやチューニングをショップに依存しているわけだから、サウンド面の問題は、すなわちショップの責任であり、オーナーに問題点を指摘して、ショップに対処してもらうようアドバイスしている。1台あたりのクリニック時間は決して長いものではないが、プログラムソースとして使うのは、日ごろから私が使用している楽曲ばかりなので、問題点の確認に手間取ることはない。恐いことはありませんから、これを読んだソニックデザイン・オーナーの貴方も、気軽に受診してみてください。
今回、会場に着いて驚いたのは参加台数の多さだった。おそらく、過去最高台数ではないだろうか。サウンドクリニックも大盛況で、10時20分にスタートして閉会時間の15時まで、スケジュールはビッシリ。11台のクルマを聴きながらオーナーと意見交換したり、アドバイスをしたり、楽しくも充実した1日を過ごすことができた。
今回、もっともエントリーの多かったのは「サウンド21」でカーオーディオシステムをインストールしたユーザーの方々で、6台の多種多様なオーディオカーを聴かせていただいた。さすがに、ソニックデザインのインストールに関しては屈指の技量・実績を誇るショップだけに、どのクルマも納得の仕上がりで、オーナーの満足度も高いことが実感できた。また、従来ソニックデザインの最上級システムとしては、プロセッサー&パワーアンプ「デジコア」との組合せがほとんどだったが、今回のクリニックには他社製のプロセッサー&パワーアンプを組み合わせたクルマもあり、ソニックデザイン同士の組合せとはひと味異なる、ちょっと魅力的なサウンドを聴かせてくれて面白かった。
ただしこれらは、システム合計価格が200万円以上にはなろうかという「超弩級システム」で、いわば「よくて、当たり前」ともいえる。しかし中には、はるかに安価な「ソニックプラス」スピーカーを搭載したクルマも何台かエントリーされていて、それぞれにバランスがよく、誰にでも馴染める聴きやすいサウンドを実現していたことが印象に残った。
次回のリスニングキャンプは、10月に長野県・女神湖で開催の予定と聞く。どんなオーナーやサウンドと巡り会えるのか、いまから楽しみにしています。

第5回リスニングキャンプ開催概要

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