厳しい残暑の中に、ほんの少しだけ秋の装いが忍び込むようになった。これから始まる秋の行楽シーズンを前にして、アレコレと計画を練ろう――。という間もなく、今年のリスニングキャンプがやってきていた。ソニックデザインユーザーにとってはすっかり恒例行事となった同イベントは、今年、ソニックデザインが東京モーターショーへ出展する関係から約1ヶ月ほど前倒しに。9月10日(日)に、例年通り女神湖の特設会場で「ソニックデザイン リスニングキャンプ8」が開催されたのだ。
名前の通り今回で8回目。しかし、過去にはリスニングキャンプ・ミニが2回ほど催されているので、イベントとしては10回を数えるようになった。初回から欠かさず来ているリピーターはもちろん、初参加の人もチラホラと見受けられ、イベントの成熟を感じさせる。当初から謳われていたのは「お客さんと販売店、そしてメーカー(ソニックデザイン)の相互を結びつけるコミュニケーションの場所」というもの。決して敷居の高いものではない。ソニックデザインユーザー云々に関わらず、肩肘張らず自然体で同じ趣味を持つ仲間同士で語り合ったり、互いのカーオーディオを聴き合える場である。
会場にはソニックデザインのデモカーを筆頭に、全国各地の認定販売店のデモカー、そしてユーザーカーがずらりと並ぶ。全国的にソニックプラスセンターの普及が進むことを受けて、ソニックプラスセンターは9店舗が集っていた。「新しい仲間を歓迎したい」という意味を込めて「カーオーディオに興味のある方、これからカーオーディオ趣味を始めたい方も積極的に楽しんでほしい」とソニックデザインの代表 佐藤敬守はイベントの趣旨を述べる。決して固定層だけを集めるのではなく、わけ隔てなく誰もを歓迎する雰囲気が魅力だ。ソニックプラスセンターが増えたことで、システム的にも価格的にも敷居の低い製品が増えて、より誰もが楽しめる場となった。
各認定販売店が持ち込んだデモカーの詳細は下に記す。ソニックデザインとしては、今回、スバル用ソニックプラスのトップグレードモデル(SFR-S01F)を搭載したスバル・レヴォーグSTIスポーツと、そしてBMW用の新型ソニックプラス(SP-F30iシリーズ)をF30型3シリーズに組み合わせて展示していた。とりわけBMW用ソニックプラスは発売前の公開とあって来場者の注目が絶えなかった。